オスプレイ 2012 8 4

 今(2012年当時)、みんなが関心があるニュースと言えば、
アメリカ海兵隊の軍用機「オスプレイ」のことでしょうか。
 この軍用機は、離陸する時はヘリコプター・モードで、
水平飛行する時は固定翼(飛行機)モードになるというものです。
 一見すると、非常に便利なように思えますが、
問題は、ヘリコプター・モードの時でしょう。
 オスプレイをヘリコプターと見立てて考えれば、
通常のヘリコプターと比較すると、
オスプレイには足りないものが多くあります。
そこに安全性が気になるということでしょうか。
 「オスプレイは軍用機としては問題ないが、
安全性の面で旅客機レベルではない。
だから、どうしよう」と悩んでいるのが、
今の日本政府でしょうか。
 しかし、そもそも軍用機に安全性を求めすぎると、
兵器としては使い物にならなくなります。
 リスクとリターン、
いや、リスクとメリットを考える必要があります。
 現状(2012年当時)では、
アメリカ海兵隊が使っているCH46ヘリでは、
有事の時は、その行動半径を考えれば、あまり期待ができないと思います。
 つまり航続距離が短いので、
せいぜい隣の島の有事に対処できるというところでしょうか。
 このヘリを遠くまで運搬するには、
長崎県の佐世保にある揚陸艦を使う必要があります。
 これは、たとえ話をすれば、
東京の住民が、なぜか車の駐車場は大阪に借りたようなもので、
はっきり言って、実用性に欠けます。
実際に、そう嘆いていた米軍の軍人がいました。
 オスプレイにすれば、駐車場の心配なしに、
いや運搬手段を考えなくても、
守備範囲が東シナ海全体や西日本にも広がります。
 米軍が嫌ならば、東シナ海や西日本を守るために、
自衛隊がオスプレイを配備する必要があります。
(注)
 ここで想定したのは、空中給油1回で行動できる範囲です。
しかし、空中給油の回数には制限がありませんので、
理論的には、もっと行動範囲が広くなるでしょう。















































































































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